糖尿病・高血圧症・高脂血症などの生活習慣病と消化器系疾患を中心とした診療を行っております。

〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-6 朝日生命須長ビル 2・3・4F

成人病News


糖尿病週間は「あさひ健康まつり」に

(公財)朝日生命成人病研究所附属医院

所長・院長 岩本 安彦

「第3回あさひ健康まつり in 日本橋」にご参集を!

 平成28年度の糖尿病週間の会期中に、当院では 「第3回あさひ健康まつり in 日本橋」 PDF を開催します。当院の医師とメディカルスタッフが、来場される皆さんに糖尿病をはじめとする生活習慣病に関する知識を深めていただくよう準備を進めています。多くの方々のご参加をお待ちしています。(詳細は下記をご参照ください。)     [終了しました]


「糖尿病予防キャンペーン東日本地区 in 栃木」ご報告

 11月6日、日本糖尿病財団と日本糖尿病協会の共催による「平成28年度糖尿病予防キャンペーン東日本地区 in 栃木」が宇都宮市で開催されました。 会場のとちぎ健康の森の講堂には、秋晴れの天候にも恵まれ、250名を超える参加者が集い、大盛況でした。
 はじめに飯塚陽子先生 (東京大学糖尿病代謝内科) から「糖尿病にならないための七つの習慣」がわかりやすく発表されました。教育講演1では田村好史先生 (順天堂大学代謝内分泌内科) から「糖尿病にならないための運動のコツ」、そして教育講演2では香川靖雄先生 (女子栄養大学副学長) から「糖尿病にならない時間栄養学」と、エキスパートの先生方の素晴らしいご講演をうかがいました。
 講師の先生方は、難しいテーマについてたいへんわかりやすく説明され、会場を埋めた皆様は明日からの生活習慣の改善に役立つ講演に大変満足されたことと思います。また、自治医科大学内分泌代謝科の先生方と医療スタッフの皆さんによる糖尿病劇場「本気でやれば」は、糖尿病外来における医師と患者さんの対話をユーモラスに熱演し、会場は大きな拍手に包まれました。

成人病関連学会のお知らせ

   ● 日本糖尿病・妊娠学会 (第32回)
     会期:平成28年11月18 〜 19日
     会場:岡山県医師会館、ホテルグランヴィア岡山、岡山国際交流センター
     会長:清水 一紀 先生 (心臓病センター榊原病院 糖尿病内科部長)

   ● 日本病態栄養学会 (第20回)
     会期:平成29年1月13 〜 15日
     会場:国立京都国際会館
     会長:清野 裕 先生 (関西電力病院 院長)

   ● 日本成人病 (生活習慣病) 学会 (第51回) 
     会期:平成29年1月14 〜 15日
     会場:都市センターホテル
     会長:滝川 一 先生 (帝京大学医学部内科 教授)

   ● 日本糖尿病学会 関東甲信越地方会 (第54回)
     会期:平成29年1月21日
     会場:パシフィコ横浜 会議センター
     会長:田中 逸 先生 (聖マリアンナ医科大学内科 教授)

   ● 糖尿病学の進歩 (第51回)
     会期:平成29年2月17 〜 18日
     会場:国立京都国際会館
     会長:中村 直登 先生 (済生会京都府病院 院長)

 
 

あさひ健康まつり ならびに 糖尿病フットケア研究会 のご案内

看護科・主査 (教育担当師長) 市來 祐里恵

世界糖尿病デー と 全国糖尿病週間

 11月14日は世界糖尿病デーで、今年は10周年となります。2016年のテーマは「糖尿病を見る目」(Eyes on diabetes)、糖尿病のスクリーニング検査を受ける必要性を全世界に呼びかけています。そして、シンボルとなっているのは「ブルーサークル」、ブルーは国連の旗の色、サークルは「団結」「生命」「健康」を意味しています。
 この11月14日を含む一週間を全国糖尿病週間とし、全国各地で一般向けの講演会や健康相談、街頭での広報活動など、地域単位で啓発活動が行われています。今年も都内では、都庁や東京ゲートブリッジ、各医療施設でブルーライトアップやイベントが行われる予定です。
   [ 世界糖尿病デー公式サイト:http://www.wddj.jp/ ]

「第3回あさひ健康まつり in 日本橋 〜生活習慣病を知ろう!〜」開催のお知らせ

 当院でも、11月17日(木)に糖尿病啓発イベント 「第3回あさひ健康まつり in 日本橋」 PDF を開催いたします。糖尿病だけでなく、糖尿病に深く関連する高血圧、脂質異常、肥満、メタボリックシンドロームなど生活習慣病に関心を持っていただきたいと、今年よりサブテーマを「生活習慣病を知ろう!」に変更いたしました。
 当日は、生活習慣病に関する展示やクイズラリー、検査体験、医師や管理栄養士による相談など、 「ためになって楽しくなるような内容」 PDF を企画していますので、是非ふるってご参加ください。年に一度でも、ご自分のからだに目を向けてみませんか?皆様のご来場をお待ちしています。

    日時:2016年11月17日(木) 14:30〜18:30     [終了しました]
    会場:朝日生命成人病研究所附属医院 [ 朝日生命須長ビル 9階特設会場ほか ]<地図>
    内容:
            ○生活習慣病についてのポスター展示およびクイズラリー
            ○糖尿病合併症の体験やモデルの展示
            ○食品に関する展示
            ○検査体験(血圧測定、血糖値測定、頸動脈エコー)
            ○医師や管理栄養士による相談
            ○生活習慣病の予防に関する企業情報提供
    ※詳しくは上記のリンクよりチラシのPDFをご参照ください。。

「第22回糖尿病フットケア研究会」のご案内

 12月10日(土)に『糖尿病フットケア研究会』が開催されます。医療従事者対象の研究会であり、糖尿病内科・形成外科・皮膚科・整形外科の医師、コメディカルなどフットケアに関わる様々な分野のスタッフが発表をし、意見交換が行われています。今回は、当院のフットケアに関しての話題提供を予定しておりますので、ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。

    日時:2016年12月10日(土) 15:00〜18:20
    会場:日本工業倶楽部会館 大会堂 [ 東京都千代田区丸の内1−4−6 ]
    内容:一般演題 4題、教育講演 2題

☆ 昨年の「第2回あさひ健康まつり in 日本橋」の時の写真です↓ ☆     [追って更新します]

<展示会場>
<検査体験会場>
 
 

糖尿病患者における超音波検査 ならびに 学会報告

生理検査室・チーフ 山本 美津代

糖尿病患者における超音波検査の種類と意義

 超音波検査は診断装置の飛躍的な進歩により、様々な情報が得られる検査であることをご存知ですか?現在対象となる検査部位は、腹部、心臓、甲状腺、唾液腺、顎下腺、乳腺、泌尿器、生殖器、末梢血管、神経など多岐に渡ります。
 そのうち糖尿病患者さんを多く対象としている当院では、腹部、心臓、頸動脈、甲状腺の超音波検査を行っています。

一番の得意技は「数ミリ単位の情報をとらえること」

 高血糖や高血圧、高脂血症などの生活習慣病や喫煙などによってひき起こされる動脈の粥状硬化の進行は様々です。定期的に動脈硬化の進行状態を把握しておくことは、脳梗塞や心筋梗塞を回避するために重要とされています。
 動脈の内膜中膜複合体厚(Intima Media Thickness:IMT)の経時変化や石灰化、潰瘍、解離を伴っているかといった質的診断は、数o単位の変化を捉えることに優れている超音波検査にとって一番の得意分野です。

非侵襲性だからできる「ちょっとした変化にもお気軽に」

 2013年に発表された糖尿病と癌に関する委員会の報告によると、糖尿病では肝臓、膵臓、大腸をはじめ前立腺を除く全癌のリスクが高いといわれています。
 また、ほとんどの患者さんが脂肪肝の所見を有しているため、非アルコール性脂肪肝炎(Non-alcoholic steatohepatitis:NASH)も考慮しなければなりません。
 データの変化や患者さんの訴えによっては、定期的に検査を要する場合もあります。
 超音波検査は放射線関連の検査と違い、被爆のリスクは無く、痛みを伴わない検査です。診療中の「ちょっと気になる・・・。」にも、非侵襲性の検査だからできることがあります。お気軽にご相談いただければと思います。

自覚症状を感じにくいからこそ定期的に

 糖尿病の患者さんは、糖尿病神経障害を合併している方も多く、身体に異常が起こっていても自覚症状を感じにくい場合があります。無痛性の心筋梗塞や狭心症などは良く知られていますが、通常であれば強い痛みを伴ってくるはずの、動脈の解離や瘤の形成、胆のう炎や腎結石といった場合でも、無症状や少しの違和感で済んでいる方もいます。
 定期的な超音波検査で初めて水腎症を伴った尿管結石やすでに沈静化してしまった動脈解離が見つかる場合もあり、自覚症状を感じにくい糖尿病の患者さんにとって、早期に異常を見つけるためにも定期的な超音波検査をしていただきたいと感じています。

学会で世界各国の技師に伝える

 2016年8月31日から9月4日までの5日間、IFBLS (International Federation of Biomedical Laboratory Science) 主催 32nd World Congress of Biomedical Laboratory Science が神戸で行われました。本学会は、加盟国33カ国で構成された検査技師の学会で、日本での学術大会開催は20年振りとなります。
 日本では心電図、超音波といった生理学的検査は検査技師が行っていますが、他国では検体検査のみ検査技師が行っています。今回の学会では、参加している方々に心電図、神経伝導検査、頸動脈超音波検査を体験してもらい、日本の検査技師が日常どのように生理検査に携わっているかを、各国の技師に知ってもらうことを目的に参加いたしました。
当日、私は頸動脈超音波検査担当として、実技指導、実際の画面を見ながらのレクチャーを行いました。初めて触る超音波装置に緊張してガチガチの方が多く、血管を描出することにもかなり苦労をしていました。参加者の方からは「こんな難しい事を日本の技師はやっているの?素晴らしいです!」「腹部も心臓もやっているの?」と驚きと称賛の声を多くいただきました。
 今回、色々な国の方の頸動脈を観察する機会を得て感じたことは、アジア人は欧米人に比べて、動脈硬化の頻度が低かったという事です。世界での糖尿病人口の増加率はアジア圏が高いという認識を持っているので、動脈硬化の発症頻度が欧米の方が高いということに少し疑問を持ちましたが、アジアの穀類中心の食事に比べて、欧米は肉食が主体という食事の違いによるものなのかな?とハンズオンを行いながら心の中で考察を行うのも楽しい経験でした。
 初めての国際学会参加だっただけに準備からとても苦労と緊張の連続でしたが、新しい目標の発見とモチベーションの向上につながるとても良い経験をさせていただきました。